[AWS 勉強記録] Amazon RDS Proxyとは?

[AWS 勉強記録] Amazon RDS Proxyとは?

Clock Icon2024.11.08

Amazon RDS Proxyとは?

RDS Proxy は、クライアントアプリケーションとデータベースとの間のネットワークトラフィックを処理します。これを行うアクティブな方法として、まず、データベースプロトコルを確認します。次に、その動作をアプリケーションからの SQL オペレーションとデータベースからの結果セットに基づいて調整します。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/rds-proxy.howitworks.html

Amazon RDS Proxyが必要な理由

データベースへの接続数が増えると、その分だけサーバーのCPUやメモリの使用量が増加します。その結果、データベースがクエリを実行するためのリソースが不足し、パフォーマンスが低下する可能性があります。

この場合、Amazon RDS Proxyを使うと多すぎるデータベース接続問題を解決することができます

Amazon RDS Proxyの利点

RDS Proxy により、データベースの接続管理から発生するメモリと CPU のオーバーヘッドが減ります。アプリケーション接続を同時に開く数が多いほど、データベースに必要なメモリと CPU リソースが少なくなります。

Amazon RDS ProxyはFully managed proxyサービスとしてアプリケーションとデータベースの間でproxy layerを提供します。

  1. 接続プールによる効率化: データベース接続を効率的に管理し、サーバーの負荷を軽減します。
  2. 高可用性のサポート: フェイルオーバー時に自動的に接続を切り替え、アプリケーションの継続的な稼働を支援します。
  3. セキュリティの強化: IAMおよびSecrets Managerと統合されており、データベースの認証情報を安全に管理します。

RDS Proxyの仕組み

  1. 接続プールの活用

RDS Proxyは接続プールを利用して、データベース接続を共有・再利用します。これにより、新しい接続を毎回作成するオーバーヘッドを削減し、データベースサーバーの負荷を軽減します。
アプリケーションはRDS Proxyのエンドポイントを通じてデータベースに接続します。これにより、バックエンドのデータベース接続を効率的に管理し、必要に応じて再利用します。

  1. フェイルオーバーのサポート

RDS ProxyはデータベースのMulti-AZ配置とフェイルオーバーをサポートしています。例えば、プライマリデータベースインスタンスに障害が発生した場合、RDS Proxyはそれを検知し、自動的にセカンダリインスタンスへの接続に切り替えます。これにより、アプリケーションのダウンタイムを最小限に抑えることができます。

最後に

Amazon RDS Proxyは、データベース接続の効率化とアプリケーションの可用性向上に大いに役立つサービスです。接続プールを活用することでデータベースサーバーの負荷を軽減し、フェイルオーバー時の自動切り替えによりダウンタイムを最小限に抑えます。高可用性が求められる環境でのデータベース接続管理に課題を解決できる一つの方法になると思います

参照資料

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/rds-proxy.howitworks.html
https://medium.com/@mrdevsecops/rds-proxy-overview-4640a13fc70e

アノテーション株式会社について

アノテーション株式会社はクラスメソッドグループのオペレーション専門特化企業です。サポート・運用・開発保守・情シス・バックオフィスの専門チームが、最新 IT テクノロジー、高い技術力、蓄積されたノウハウをフル活用し、お客様の課題解決を行っています。当社は様々な職種でメンバーを募集しています。「オペレーション・エクセレンス」と「らしく働く、らしく生きる」を共に実現するカルチャー・しくみ・働き方にご興味がある方は、アノテーション株式会社 採用サイト をぜひご覧ください

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.